スノースポーツを楽しもう

日本はほぼ何処にいても3時間あれば雪山へいけます。もっと雪山を活用して盛り上げたい。

きてますよ!!世界選手権で第1シードの可能性あり!!

◆W杯スキー アルペン・男子回転第8戦(24日、オーストリア・シュラートミング)

 アルペンの男子回転第8戦がオーストリアのシュラートミングで行われ、湯浅直樹(33)=スポーツアルペンク=は合計1分41秒81で今季最高の7位に入った。

 1回目に52秒26で9位につけ、2回目に順位を上げた。1ケタ順位は8位だった第3戦(イタリア)以来、今季2度目。種目別スタートリストランキングでも25位から17位に浮上し、2月の世界選手権(スイス)へ弾みをつけた。

 湯浅が堂々の滑りで今季最高順位に食い込んだ。12年大会で5位入賞した得意のコース。「ここで行かなかったら、どこで行くの」と気合をみなぎらせ、攻めの滑りで4万3000人の大観衆を沸かせた。6位入賞まであと0秒12の僅差。「今季最高(順位)ですけど、今季最高に悔しいかも」と苦笑いした。

 昨季まで苦しんだ腰痛が癒え、腰が落ちて膝から力が抜けていた点が改善。スキー板にしっかり力を伝えられている。「上体を起こして滑るのがうまくいっている」。88年に日本人で初めてW杯の表彰台に立った岡部哲也氏(51)も「上体がつぶれなくなった」と指摘する。

 過去1年の成績で算出し、出走順に反映される種目別スタートリストランキングで17位に浮上。早い出走順ならばコースが荒れる前に滑れるため有利になり、世界選手権では第1シードの15位以内に繰り上がる可能性もある。「いい弾みをつけて向かえる。優勝を狙う。しっかりメダルを取って帰りたい」。18年平昌五輪へ期待の33歳は、頂点に立つまで満足しない。

 ◆回転競技の出走順 種目別スタートリストランキング1~7位は抽選で1~7番の間、8~15位は8~15番の間で滑走順が決まる。2月の世界選手権では国別参加枠から外れる選手や負傷欠場の選手が出る見込みで、湯浅は15位以内に繰り上がる可能性がある。その場合、抽選で有利な8番出走を引き当てるチャンスが出てくる。